消臭剤にピッタリ!!炭のお話

今回は、消臭剤として活躍する炭の情報をレポートします。

つい木炭と書きそうになりましたが、炭には、備長炭、クヌギ炭、竹炭などがあり、それぞれ特徴があるそうです。

炭の特徴

炭

炭が臭いなどを吸収する訳

炭を電子顕微鏡で見ると縦横に無数の穴があいた「多孔質」構造になっています。
そのため、空気や水を通しやすく、さらに内部の表面積が大きいため、臭いや湿気をよく吸収してくれる働きがあります。
多孔質による炭1グラムの表面積は250平方メートルもあるそうです。
だから臭いを吸収するんですね。

炭には備長炭、クヌギ炭、竹炭などがあり、同じように脱臭効果がありますが、素材と焼き方が違うので使い方もその特徴にあわせると良いです。

炭の代名詞 「備長炭」

筆者などは、備長炭と聞けばろばた焼で焼酎をお湯割で…このイメージですが、実はこの後、説明するクヌギ炭の方が高火力だそうです。
備長炭は高温で炭を作るので炭素以外の不純物がなく、じっくり火力が持続していくのが特徴です。
本当はウバメカシの木を木炭化したものが、本格的備長炭らしいですが、今日では樫の木の炭を備長炭と呼んでいます。

備長炭は、江戸時代に紀州和歌山の備中屋長左衛門が開発した釜と製造方法で製造した高温処理された木炭です。
これに対してクヌギ炭などは従来方法の炭焼きで製造する炭で黒炭と呼ばれています。

備長炭は固く崩れにくいので扱いやすく、消臭、水浄化と幅広く使えるそうです。
よく炊飯に使ったらご飯がふっくら…という話に出てくる炭ですが、このように水に使う場合は、タワシでよく水洗いをして、粉をおとし、さらに煮沸消毒を行ってから、使ってください。

炊飯に使用した後は、洗って陰干し乾燥させて再使用すると、効果が長続きするそうです。
取り換え時のサインは、炭の表面が白っぽくなったり、玉虫色に光るようになったら交換時期です。

菊花の模様の「クヌギ炭」

クヌギ炭は500度〜600度の低温で焼いた黒炭の一種で茶道に使われる炭です。
断面が菊花の模様をしていますので、室内のインテリア兼消臭剤に良く使われています。

クヌギ炭は昔は燃料、暖房用の炭です。
世にいう炭はこの黒炭ですが、今日は遠赤外線の多く発生する備長炭が外食産業で使われ、このクヌギ炭は消臭剤の原料や茶道の火力、七輪の燃料などが用途になっています。

このクヌギ炭は備長炭以上に、消臭力が高く特にアンモニアなどの生物臭をよく吸収しますので冷蔵庫などには備長炭よりクヌギ炭だそうです。メンテナンスのやり方は、備長炭とおなじでよいそうです。

脱臭効果ナンバーワンの「竹炭」

竹炭は竹を炭にしたものですが、約800度ぐらいで炭にした竹炭は、1グラムあたり700平方メートルの表面積を持っています。
これは備長炭を大きく上回り、また、調湿機能もすぐれているので、空気中の水分を吸い込んだり吐き出したりしてくれるそうです。

 

お部屋のインテリア兼消臭剤や炊飯、水の浄化など炭の使い方はいろいろですが、代表的な備長炭、クヌギ炭、竹炭についてレポートしました。

炊飯をする際は、炭と一緒にクリクラの水を使えば更に美味しくなりますし、また、お部屋のインテリア兼消臭剤として活用し、快適な空間でクリクラを飲まれてはいかがでしょうか。

 

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