抗加齢ドックで病気を予見

温暖化の影響でしょうか。昔に比べて夏が確実に長くなりましたね。梅雨に入り、ジメジメとした季節が続きます。

さて、今回の情報は「抗加齢ドック」について情報を集めてみました。

病気

抗加齢ドックってなに?

「抗加齢ドック」とは、見た目にはわからない“身体の年齢”を調べて、病気の予防に主眼を置いたドックです。英語ではアンチエイジングドックといわれています。

これに対して私たちがよく知っている人間ドックは身体に潜む生活習慣病や癌の早期発見を目的にした検査をします。

抗加齢ドックでは何を調べる?

日本人が医学の進歩と栄養バランスの向上で長寿化したことにより、脳梗塞や脳血栓のような病気が増えました。
この病気になると介護が必要になる患者が多いという事もあり、現代人としてはある面では癌よりなりたくない病気と言われています。

その為には老化による動脈硬化、血管年齢、活性酸素(老化の源)、抗酸化力などを調べて予防しようということで全国の病院でも導入が始まったようです。
下記の表は抗加齢ドックの主な検査項目です。

抗加齢ドックの主な検査項目

検査項目検査対象調べる内容と目的
血管の動脈硬化頸動脈エコー、血圧脈波、眼底検査など血管の硬さ、血管の詰まり具合、動脈硬化の進行度
血管の老化度コレステロール(総、悪玉、善玉)、中性脂肪など血液中の脂肪成分などから血中脂質のバランスを調べる
活性酸素・抗酸化力デオキシリボ核酸の酸化度、過酸化脂質、ビタミン検査加齢とともに変化するホルモンのバランス
ホルモンバランス成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモン加齢とともに変化するホルモンのバランス
免疫バランス癌細胞を死滅させる免疫細胞の活性、免疫系に作用する高感度インターロイキン検査年齢相応の免疫バランスが保たれているか細胞レベルで調べる
一般検査赤血球、白血球、血糖、尿酸、鉄、便中ピロリ抗菌の検査血液から内臓機能の衰え、一般的な病気の有無
身体の構成身長、体重、体脂肪率、筋肉分布、握力、背筋力、骨密度などの検査基礎的な身体構成と構成成分のバランス

検査項目の表を見ていただくとわかりますが、予防の為に老化・加齢化を調べて生活習慣を改善していく為の検査になります。この為、検査項目はやはり血管中心になりますね。

動脈硬化を調べる方法は頸動脈に超音波を当てて内部の断面を観察するエコー検査になります。
この検査で動脈の弾力性・収縮性の有無や血管内壁の厚さや脂肪のつき具合を調べます。
その上で血液の状況を検査して動脈硬化に進みやすい血液状態か否かを分析します。

老化の促進剤である活性化酸素の検査も老化・加齢化を知る大事な検査です。
これも血液検査で活性化酸素の働きを抑える抗酸化物質とのバランスを調べます。

血管の病は癌・心筋梗塞と並んで一番かかりたくないといわれる病気です。

こういった検査を活用されて、更に健康管理に役立ててみられてはいかがでしょうか。

 

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