夕食を手早く・おいしく作る方法 

今回は、忙しい主婦が手早く美味しい料理を作れる情報をレポートします。

野菜

筆者は学生の時に、レストランでコックのバイトをしていた経験があります。
学生時代は昭和50年前後でしたので、冷凍食材はありませんでした。

当時は、すべて仕込みから作っていましたので、タマネギの刻みや、ジャガイモむきをペティーナイフを使ってやっていました。

 

レストラン厨房の必需品は、大きな寸胴鍋に鶏がらと野菜で作ったスープでした。

このスープから、当時の洋食のメニューがすべて出来上がっていきました。

それくらい、美味しい料理のベースはこのスープだったと思います。

そこで、美味しい料理を手早く作る手立ての基本は、美味しさのベースの鶏がらスープを、休みの日などを利用して作り置きをしておくことです。

 

すると平日はこの秘伝スープをうまく使って、お子様もビックリの料理が手早くできます。

すべての料理に使える「鶏と野菜のスープ」を活用した料理

<材料>

骨付き鶏もも肉 4本以上、タマネギ 2個以上、ニンジン 2本以上、セロリ 2本以上、その他家にある残りものの野菜

<作り方>

●大きな鍋に食材がつかるだけの水を入れて1時間以上煮込む。

●鶏もも肉スープとして当日食べて、その残りを下ごしらえのスープに使う場合は、クレイジーソルトを鶏もも肉にすり込み冷蔵庫で一晩寝かせて使うと、当日もおいしい「塩鶏もも肉スープ」が出来上がります。残りをタッパーに小分けして冷凍しておくと、翌日からの美味しい料理のベースができます。

鶏肉のスープは癖がありませんので、和洋中のすべての料理に使えます。たとえば、下記はこのスープを使った料理の一例です。

日曜日:「塩鶏もも肉スープ」 上記レシピで
月曜日:ウインナーと缶詰のビーンズを使って自家製ミネストローネ
火曜日:卵とじを加えて中華風スープとして活用
水曜日:残りのスープを使ってカレーにして、鶏がらスープの隠し味の効いた美味しいカレーにして使い切る

※スープを休みの日に大量に作っておくと、もっとレパートリーは増えます。
小道具として、鶏肉や野菜入りで冷凍保存するタッパーと、スープだけ保存する容器(500mlのペットボトル)などを使って作れるときにたくさん作って冷凍しておくのがコツです。

 

何にでも使える豚肉・ひき肉を活用した手早い料理

肉料理を手早く作るには、同じように休みの日に下ごしらえをして冷凍しておくと、お子様大好き肉料理ができます。

●ハンバーグなどのひき肉は、休みの日に冷凍しておく。

●カツレツなどは、小麦粉・卵・パン粉までつけて冷凍しておき、料理する当日の朝に、パン粉を敷いたトレイに載せ冷蔵庫解凍しておくと、夕食の時には解凍して出た水分をパン粉が吸収して、サクサク感のあるカツレツが出来上がります。

●冷凍したハンバーグを上記カツレツと同じように準備して料理すると、メンチカツの出来上がり。これも手早いですよ。

 

裏技!味の落ちない解凍技術

冷凍した食材をうまく使って、手早く美味しい夕食を作る情報をレポートしていますが、冷凍食材を解凍するのは、手間がかかるのと、ここで解凍方法を間違うと料理が台無しになってしまいます。

一番避けたいのは、電子レンジでの解凍ですね。
電子レンジは表面が解けて生煮えになったり、また、中はまだ凍っている場合がありますよね。

基本は冷蔵庫での冷蔵解凍がおすすめです。味はこれに勝るものなしです。

 

でも、夕食の準備を朝忘れることってありますよね。

その時の、最後の裏技は、電子レンジを使わず、フライパンを使った直焼です。

手順は、フライパンにオリーブオイルをしいて、冷凍した魚やお肉を置き、フライパンの蓋をしてソテーすると、うまみも逃げずにうまく焼けます。

ここでのポイントは、フライパンでの蒸焼です。くれぐれも蓋を使用しないソテーは、中味が焼けていない可能性がでてくるのでしないでくださいね。

また、ガスレンジ、IHレンジにある魚焼用のグリルは、冷凍食材の直焼には使えませんので、これも覚えておくといいと思います。

 

手早い調理のコツ

調理のときの包丁、まな板の洗浄は手間がかかりますよね。
なにも考えてないと主役のお肉やお魚から手をつけてしまいます。

そうすると魚の臭いのついた包丁や、まな板を野菜などを切るときに洗わなければいけなくなります。

コツは、包丁、まな板を洗わない調理を心がけることです。

一番先に今日使う野菜を切り、次がお肉、そして最後がお魚と、はじめから考えて切っていき、その日に使うものは一気に切り上げてしまうことです。
同じように、フライパンなども汚れづらい料理から調理して、途中で洗わなくてよいようにしておくと、手早くできます。

 

ここまでの情報が少しでも参考になれば幸いです。

手早く美味しい料理を愛するご家族に出してみてくださいね。

さすがお母さん、ときっと言われると思います。また、料理の水をクリクラに変えるだけでさらにワンランク上の美味しい料理になりますので、ぜひ試してみてください。

 

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